電験対策 学習アウトプット第4弾 電位1
今回は電位について説明します。
電位は結論から言うと、単位正電荷が持つ位置エネルギーと言えます。
エネルギーとは、力×距離で定義されています。
重力が働いている空間(重力場)では当たり前ですが、常に重力が働いています。
物が落ちる現象で考えると、1mの高さから落としたものより、10mの高さから落としたもののほうが落とした時の衝撃は大きくなります。この高さが、エネルギーを定義する距離に相当します。
電場に置かれた電荷にも同様のことが言えます。
電荷Q(1[c])ある基準面から電場に逆らって電荷を移動するとき、クーロン力が働きます。移動した距離をd[m]とすると、F=Q×Eなので、蓄えられるエネルギーはW=Q×E×dとなります。この式をQで割ると、W/Q=Edとなり、W/Qとは「単位正電荷あたりのエネルギー」となるわけです。