電験対策 学習アウトプット第10弾 電流による磁界1

磁界は電界と同じく、ベクトル量です。ベクトルということは大きさと向きで表されます。

磁界は電流の周りに発生し、電流が流れる向きに対して右ねじの方向を向いています。これをアンペア右ねじの法則といいます。

磁界の大きさは、アンペア周回路(積分)の法則によって求めることができます。

電流の作る磁界中に一回りする閉曲線を考えます。

この閉曲線の微小距離をΔl1,Δl2,…Δlnとし、それぞれの微小距離に沿う接線方向の磁界の大きさをΔH1,ΔH2,…ΔHnとします。

この微小距離と磁界の大きさの積の和は閉曲線の電流の和に等しくなります。

ここで求められる式をHに対して解くと磁界の大きさが求まります。

 

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