電験対策 学習アウトプット第18弾 電磁誘導1

今回は電磁誘導について説明します。

これまでは電流が作る磁界や、電磁力について説明しました。

対して電磁誘導は、コイル内で磁束が変化することで起電力、つまり電気が発生するという現象です。この起電力を誘導起電力といいます。

電磁誘導で発生する起電力の大きさと向きについて説明します。

大きさについては、コイルに発生する誘導起電力e[V]は巻き数Nに比例して、磁束の時間変化率に比例します。コイルの巻き数が多ければ多いほど起電力は大きくなり、磁束が早く変化すればするほど起電力は大きくなります。

これをファラデーの法則といいます。

また、向きについては、コイル内の磁束が変化(増加、減少)したとき、その磁束を妨げる方向に起電力が発生します。図で考えると、上向きに磁束が増えた場合、下向きに妨げる方向に起電力が発生します。下向きに電流が流れるということは右ねじの法則より、時計回りに電流が流れるということです。

 

コイルについてはこれらの法則が基礎になって、起電力が生じて電流が流れます。

 

 

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